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流星メトロ

脳内常春のダメな人間がキャイキャイしている空間です。
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  • 06/10/05:00

05.20.21:55

誰かが踏んづけた我侭なスタンス

最近、受験が近づいていることをヒシヒシと実感。今更。
もう部活なんてほっぽり出して、勉強したいよ!これが噂に聞く「欠勉不安症候群」か……。
頼む!数学と国語と英語の危機なんだ!明らかに偏差値足りないんだよ凹む。む。
来年の今頃、ちゃんと笑っていられるのかしら。
とにかくさっさと引退して受験モードビシバシ!ビシバシ!になりたいです。
私立なんて受けらんねーからですね、国公立です。できるだけ上の方に指針をとります。きっと夏休み明けくらいには1ランク落としてるんじゃないかな、ははは!
……受験ってこんなに憂鬱だったのね。なぜ!二次に!数学が!あるのか!
センターだけで満腹気味よ。

何故か毛利元就ブームが来ています。このブームの源は某アクションゲーム(コー○ーの)に参戦した大トロ様のせいです。
ダメなんです、ああいうの。ツボ……ツボでした。
その流れで史実元就にも手を出し、昨日NHK大河ドラマ原作の「毛利元就」(内館牧子氏作)を読みきりました。上・中・下。
以下、感想。元就公にヒャホー!になっておりますが、御暇な方はどうぞ。

いや、よかったです。最初から最後まで実に楽しめるものでした。
やはりドラマの原作ということで、終始元就公が正のように描かれていました。計略智謀の将というだけあって裏切るよう工作を仕掛けるなど、かなり腹黒い真似もしているのですが(戦国時代なのだから当たり前ですが)
まあ主人公を悪(というわけではないのですが、負のイメージとして)として描くのは大河ドラマには向きませんよねー。

それはともあれ、とにかくこの本は面白い。
まず、なんといっても元就公が本当に魅力的。少なくともわたしには。
この内館版元就公は、とにかくぼやく。うじうじ悩む部分も多いし、弱音もよく吐きます。正室の美伊の方(史実では異なりますが、ここでは本に沿います)に初夜で殴り飛ばされてしまうし。(しかもその後自分の部屋に戻って「失礼は美伊だろうが……。元就は傷ついたわ」なんてぼやく始末)
けれどそれがなんとも人間味溢れてよろしい。家のためとはいえ、非道な手を使うことに常に良心の呵責を感じている姿がいい。
そしてよく泣く。父が死んで泣き、兄が死んで泣き、自分に対して謀反を起こした弟が死んで泣き。
ああー、もう本当に……言っちゃなんですが、この若い頃の元就公、可愛いです。
戦のときに側近たちと「餅をせっせと腹に詰め込んでいた」というのもまた……徹底的に魅力溢れる元就公になってます。個人的にかなーり好き。
家臣にふるまいをするときはいつも酒と餅を用意しておいて、下戸・上戸どちらでも好みにあうものを選べるようにするという配慮もしてくれる。
あの有名な逸話、三本の矢もちゃんと出ていましたよ。もはや代名詞的なフレーズ。でも個人的には「百万一心」の方が好きですねー。

こんな感じの元就公の他、周囲の人達も実に個性的。元就公の父、弘元の側室だった杉の方が特にお気に入りでした。最初は松寿丸(元就公の幼名)をいじめていたこともあってコンチクショウ!と思っていたのですが、時が経つにつれどんどん個性が浮き立ち、亡くなる頃には「いい母親だったなぁ」としみじみ。
家臣だったら志道、広俊あたりが好きでした。広俊の爺っぷりにやられました。

この後で童門氏の「毛利元就」も読んだのですが、あちらは史実に少し肉付けして小説(と呼ぶべきかよく分からない構成でしたが)に仕立て上げている印象を受けました。でもまあ、一冊で元就公の一生をサラッと追えるのであれはあれで良いのかも。

書きたいことが多すぎて何を書けばいいか分からない。もっとたくさん吐き出して書いてしまいたいのだけれど、整理がつかないぞ……。
うーん、とにかく元就公が気になったら是非是非内館氏の「毛利元就」を読んで欲しいですね。特に某アクショ(以下略)から気になりだした人にはおすすめかもしれんです。

次は何を読もうかなー。

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